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2020.01.28#家づくりコラム
フランス人にとって国を象徴する建築物《ノートルダム教会》
こんにちは! マイスター品質の《藤代工務店》広報チームです!
世界の名建築紹介シリーズ、今回はノートルダム大聖堂をピックアップしました。昨年の春、大規模火災が発生して世界的なニュースになりました。ニュース映像には、パリの皆さんが涙を流して悲しんでいる姿があり、傷ましかったですね。
ノートルダム教会は、フランス人にとって国を象徴する建築物であり、カトリック信者にとっても重要な存在。復興には多額の資金が必要でしょうが、火災後すぐに日本円で1000億円を超える募金が集まったという報道もあり、ヨーロッパの人々にとってのその重要性の大きさに驚きました。
ノートルダム大聖堂は、中世ヨーロッパを代表する建築様式であるゴシック建築。聖堂の中には尖頭(せんとう)アーチが並び、美しいステンドグラスのバラ窓や、ヴォールト天井〈アーチ状の天井・穹窿(きゅうりゅう)〉といった特徴があります。ヨーロッパの大聖堂の多くは、ゴシック様式で建てられていて、尖塔(せんとう)や精緻な装飾も大変印象的です。
建築史的にも意義深く、人々に愛されている建築物なのに、ノートルダム教会の再建について『元にもどすこと』を前提に考えていないという大統領声明がユニークでした。日本だったら、可能な限り火災前の姿に戻すこと以外は考えられないですね。
それでも、やはり賛否両論があったようで、最終的には火災前の建物の形状に正確に復元するべきとする法案が成立したようです。再建については、パリが2024年に主催する夏季五輪に間に合うように工事を進めると発表されています。一刻も早い復旧をお祈りしています。