木づかい運動をご存知ですか？

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2022.08.26#家づくりコラム

こんにちは！　マイスター品質の《藤代工務店》広報チームです！

今、日本で活発になっている「木づかい運動」をご存知でしょうか？　これは林野庁が2005年から展開している木材利用促進のキャンペーンです。

国土の3分の2が森林と言われる日本は、本来世界でも有数の森林国です。しかもその約4割が人工林。人が木を植えて作り出した森林です。現在は、戦後に造林された人工林の多くが利用可能なタイミングになっているにも関わらず、木材の利用はあまり進んでいません。

多くの管理された森林があるということは、本来は住宅用の建材も豊富に供給されても良さそうなものですが、それなのになぜ世界的な供給不足の影響を受けて、木材が高騰してしまうのでしょうか。

その要因は複合的でしょうが、最大のポイントは経済合理性が最優先されてきたことだと思います。グローバルな貿易を推進してきた時代に、外国産の安い木材を積極的に活用してきたことが仇となっています。

ファッションや音楽の世界がわかりやすいですが、シリコンなどの工業製品の生産量や人間の体調にいたるまで、この世界にはさまざまな周期・リズムが存在します。振り子のように片側に大きく振れれば、その反動は大きくなります。

豊かな環境があったにも関わらず、大切に手入れをして維持・管理することをせずに、安くて手軽に入手できるものを購入してきた結果のウッドショックという構図は、食料品についても同様のことが起こりそうで少し怖い気がします。

木材は本来、育てる→伐採→活用→植林するという、国産品での持続可能な自給自足サイクルが生み出しやすいはずです。

林野庁の「木づかい運動」は、温暖化抑制・二酸化炭素削減という政府の方針から生まれたキャンペーンだとは思いますが、木材を積極的に活用していくことは私たちの生活を守っていくためにもとても有効だと思います。

DIYのような身近なところから、少しでも行動していきたいですね。

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