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2020.11.26#家づくりコラム
ミッドセンチュリーモダンを感じるキッチン
こんにちは! マイスター品質の《藤代工務店》広報チームです!
パステルグリーンのアクセントウォール、アーチ状(曲線)の垂れ壁、一見プラスチックのようなツルッとした表面のキッチンカウンターなどは、ミッドセンチュリーテイストを感じる造作キッチンです。
インテリアが好きな方はミッドセンチュリーモダンという言葉をお聞きになった事があると思います。1940〜60年代頃にアメリカで生まれたデザインスタイルのことです。ナチスの侵略から逃れるようにアメリカに渡ってきたヨーロッパの芸術家や建築家の存在がそのベースになりました。
その当時に流行したインテリアの特長として、FRP(繊維強化プラスチック)やプライウッド(成型合板)などの新しい素材が多く使用されていた点があげられます。チャールズ&レイ・イームズ夫妻がデザインした『イームズチェアー』が有名です。日本人デザイナーでは、柳宗悦(やなぎ・むねよし)の息子、柳宗理(やなぎ・そうり)の『バタフライスツール』と『エレファントスツール』も定番です。
ミッドセンチュリーモダンデザインが流行した時期は、ポップアートのムーブメントと重なるためビビッドな色味が特長と語られることも多いのですが、50年代には綺麗なパステル系の色味が使われているインテリアも多く、当時の近未来的なイメージである流線型のデザインも頻繁に取り入れられました。
時代はめぐると言いますが、建築分野でも過去の流行の良さを活かしながら最新の素材や技術を取り入れてデザインが進化していくことがよくあります。
藤代工務店も新しい技術やトレンドをキャッチアップしながら成長していきたいと思っています。