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2020.02.25#家づくりコラム

建築コラム:アール・ヌーボーとバウハウス

こんにちは! マイスター品質の《藤代工務店》広報チームです!

19世紀の終わり頃、ヨーロッパではそれまでの西洋建築とは大きく異る、造形運動が起こりました。〈アール・ヌーボー〉です。アール・ヌーボー建築は、それまでのどんな建築様式にもとらわれず、まず自由であったことが最大の特長です。

具体的な特長としては〈曲線的なデザイン〉〈花や植物などのモチーフ〉〈華美な装飾性〉があげられます。そもそも、19世紀初頭の産業革命に対する反動として、人々は芸術性やオリジナリティーの高いモノを求めるようになり、それまでの様式にはない装飾性をもった、新しい建築が誕生しました。

アール・ヌーボーの代表的な建築としては、アントニオ・ガウディの〈カサ・ミラ〉や〈カサ・パトリョ〉があります。波打つ壁面や不揃いな窓は、典型的なアール・ヌーボー建築です。その後、産業革命や科学技術の発達とともに、機能と結びついたデザインを志向する動きなどが起こり、アール・ヌーボーから30年後に、科学技術と芸術の統合を目的にした美術学校バウハウス〉が設立されます。

バウハウスは、装飾のない合理的なモダニズム建築を提唱し、その結果、傾斜のない平面状の陸屋根で白い壁の四角い建築が、世界中に広まっていきました。モダニズム建築は、効率の良い合理的な建築なのでしょうが、建築が本来持っていた気候風土から生まれるデザインや建築文化から離れて、建築に個性が求めれられないような時代が長く続いていたような気がします。

時代は令和となり、日々新しいテクノロジーが開発されています。未来のポストモダニズム建築は、持続可能性がキーワードになるのではないかと予想しているのですが、どのような動きが生まれてくるのか、これからもウォッチしていきたいと思います!

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